ゲルマニウムラジオ...page.4/4


完成の様子

ケースにフタをし、バリコンにツマミを取り付ければ完成です。



ゲルマニウムラジオの聴き方

下図の様に、リード線を屋外に高く、長く、水平に張ります。
どのようにアンテナを張ると効果的かいろいろ実験してみて下さい。

アース線も大変重要で、リード線5メートル程を室内にプラプラさせておくだけでも充分です。
アースをつないだ場合とつながない場合の感度の違いを確認してみて下さい。
アース線を何処に接触させると感度がいいのか探すのも楽しいでしょう。
※コンセントへは絶対に接続しないこと。

ゲルマニウムラジオは電池などを使わずに、電波というエネルギーのみで聞くラジオです。その音は非常に小さく、バリコンをゆっくり廻して「聞こえているのではないか?」という意識が必要です。息を殺してラジオと一体となる集中力が必要なのです。

昔はゲルマニウムラジオ(もっと昔は更に感度が悪い鉱石ラジオ)が製品として出回っていたことを頭に描いて聴いてみて下さい。
ゲルマニウムラジオから聞こえる放送は新鮮に感じられたでしょうか?

電灯線アンテナ(参考)

電灯線アンテナとは、家庭に来ている電力線をアンテナとして利用するものです。
電力線は屋外から引き込まれており、多くの電波が混入しています。
下図のように電気機器のACコードに絡げて下さい。絡げることでACコードと静電結合されて電力線の電波がゲルマニウムラジオに誘導されます。
大きなアンテナを張ることが出来ない場合は、このような「電灯線アンテナ」はかなり有効な手段です。
多く絡げると感度は上がりますが限界はあります。確認してみて下さい。
ただし、電力線が地下配線となっている地域や鉄筋の建物ではアンテナとして利用できないことがあります。




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