携帯電話用アンテナインジケーター...page.2/3


作り方

セオリーさえ間違えなければ作動しますので、あなたの思う通りに作ってみて下さい。従って、前ページの熱収縮チューブなどはあなたのアイデア次第で決して必要ないのです。エポキシなどで固めて作ってみるのも楽しいでしょう。また、試作のつもりであれば太目のゴムチューブやビニルテープで仮止めしてもよいでしょう。

製作にあたっては、携帯電話のアンテナを折らないよう十分気を付けて下さい。


下図に基本的な作り方を示します。

ショットキ・バリヤ・ダイオードと発光ダイオードはできるだけ近づけてハンダ付けするのがコツです。

尚、発光ダイオードの足は短くカットしますが、どっちがアノードか、カソードかを間違えないようにマジックなどで印をしておきましょう。簡単なものですが回路図と見比べて失敗しないように...





調整の時に指がリード線に強く触れていると光が弱まる傾向があります。
次に...





以下は私が作った手順です

発光ダイオードの足の長いアノード側にマジックなどで根元にマーキングしておきます。

1.5ミリ程の足を残して切り落とします。

ショットキ・バリヤ・ダイオードのカソード側を1.5ミリ程残して切り落とします。

ショットキ・バリヤ・ダイオードのカソードと、発光ダイオードのアノードをハンダ付けします。
コツは2つの部品を固定しておいてハンダ付けすることです!固定しませんと、部品がコロコロと転がってしまいます!

ハンダ付けし終わった様子です。

単線の一方を1ミリ程、被服を剥きます。

さきの単線と発光ダイオードのカソードとをハンダ付けします。

発光ダイオードの両線間は狭いのでショートしないよう単線側を径1.5ミリの熱収縮チューブをかぶせてドライヤーなどの熱で処理しておきます。

ショットキ・バリヤ・ダイオードのアノードを1.5ミリ程残して切り落とします。

これまでの全体を写したものです。

携帯電話のアンテナ先端の太さと長さを考えて単線のカットする長さを決定し、ショットキ・バリヤ・ダイオードのアノードにハンダ付けしてループさせます。
ハンダコテはここから先は使わないのでコンセントから抜いて下さい!

今までハンダした部分(ショットキ・バリヤ・ダイオードも含む)から発光ダイオードの一部までを径5ミリの熱収縮チューブをかぶせてドライヤーなどの熱で処理しておきます。ここで使う熱収縮チューブは自分の持っている携帯電話の色と合わせた方が良いでしょう。

いま作ったもののループした部分を携帯電話のアンテナの先にくぐらせます。

この状態から電話が掛かってきたり、電話を掛けたりしますと発光するはずです。ループの位置で光りの強弱があるようなので最も明るく光る位置を決定します。ここでの調整は携帯電話アンテナの先を携帯電話本体に格納した状態で確認して下さい。
尚、この段階で光らない場合は失敗ですから最初から間違いがないか確認願います。

ループさせる位置が確認できたら、発光ダイオードを上方に折り曲げます。

自分はこれを径10ミリの熱収縮チューブで固定しました。

こんな感じに仕上がりました。

単線でループを作りますがこのループの長さでレイアウトが決定してしまうといっても過言ではありません。従って、単線の長さはアンテナの先端の大きさを良く考えて決定して下さい。

携帯電話の使用中で発光ダイオードが光っている様子です。

素早くフラッシング(点滅)している感じに光ります。

アンテナを一杯に伸ばしても光ることも確認します。

* アンテナを格納した状態より若干輝度が低下します!


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