LCメーター...page.4/7


1.回路基板の製作

掲げる絵解き図は全て部品実装面から描画しています。
成功の確率を上げるためにも、ゆっくり丁寧に正確に作業を進めて下さい。



ユニバーサル基板:ICB-293Gをカット
アクリルカッターは必ず両面に溝を掘ってから切断しましょう。
片側だけ掘って折ると切り口が汚くなりがちです。
ところで、ここでカットするのは小さく作ることが目的で、大きくなっても構わなければカットする必要はありません。




パーツの配置図(部品実装面から描画)
電解コンデンサは一部白くなっているほうが「マイナス極」です。
裸線によるジャンパー配線が2箇所あり、部品の余ったリード線を利用して下さい。
ICソケットの向きにも注目して下さい。



IC1 PIC16F886-I/SP L1 100μH R1,R2,R3,R4,R5 10KΩ
IC2 LM311N C1,C2 22pF R6,R7,R8 100KΩ
IC3 TA4805S C3 0.1μF R9 47KΩ
D1 1N4148 C4,C5 1000pF R10 1KΩ
RY1 5Vリレー:G5V-1 C6,C7,C8,C10 10μF R11 6.8kΩ
Xtal HC49US:10MHz C9 0.33μF


裏面配線の様子(部品実装面から描画)
IC2:LM311の5ピンと6ピンの接続を忘れないように!
図中の記号は、以後のジャンパー配線や周辺パーツの配線取り出し箇所になります。




ビニルコードによるジャンパー配線(部品実装面から描画)
ビニルコードによるジャンパー配線は、上図の R点同士、F点同士、Vdd点同士 の3本です。
ジャンパー配線を施した様子は下図の通りです。
このジャンパー配線は部品実装面、ハンダ面どちらで行なっても構いません。




LCDモジュールの配線
LCDモジュールは回路基板と距離を離して取り付ける場合を除き、ソケットを介して回路基板と合体させたほうが簡単に済みます。
後者の回路基板と合体させる場合のソケットの位置は下図の青い点線の空いているスペースを利用して下さい。
貴方が購入したLCDモジュールのピンアサイン(端子の割り当て)を確認しなから下表を参考に(ソケットの)配線を行なって下さい。
コントラストを調整するトリマ:10KΩの配線、及びバックライト付きはバックライトが点くように配線を行なうのは言うまでもありません。
これらLCDモジュールの配線は購入時に添付されているデータシートをご確認下さい。



LCDモジュールは型番や大きさによってピンアサインが異なりますので絵解き図は作成しません。
データシート、又は型番からWEB検索してピンアサインを調べて配線して下さい。
誤配線は動作不良や過電流等によるパーツ故障の原因になるので何度も確認しましょう。

LCDモジュール 回路基板 参考
BD0 --- 未接続
BD1 --- 未接続
BD2 --- 未接続
BD3 --- 未接続
BD4 PIC16F886:25ピン ポートRB4
BD5 PIC16F886:26ピン ポートRB5
BD6 PIC16F886:27ピン ポートRB6
BD7 PIC16F886:28ピン ポートRB7
VDD Vdd
VSS DG
R/W DG 常にWhiteモードで使う
E PIC16F886:24ピン ポートRB3
RS PIC16F886:23ピン ポートRB2
Vo コントラスト調整端子




基板のカットにはPカッター(アクリルカッター)が便利です。回路基板は背の低いパーツから取り付けて徐々に接続。
絵解き図だけではなく回路図も確認しながら組み立てる。

3端子レギュレーターICの向きに注意して下さい。
この3端子レギュレーターICは高さが気になる場合は外側に倒しても構いません。
また、後で気が付いたのですが、電解コンデンサは背の低い小型タイプにするべきだったと思いました。
それはLCDモジュールを上に重ねたとき電解コンデンサが押されるようになってしまったからです。

ビニルコードによるジャンパーを施した様子です。
後でICを挿入しやすいようにICソケットを避けて這いまわします。

絵解き図の部分にLCDモジュールのコネクタを設けて回路基板とLCDモジュールを合体させる場合、LCDモジュールの天地と回路基板の向きに注意しましょう。

LCDモジュールは必要に応じてバックライト点灯用の抵抗を追加します。
また、回路基板と合体する場合はコネクタも取り付けておきます。

SD1602***を用いる場合は左のようなシングルラインのコネクタが便利です。


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