小さなLED付きプライスカード...page.4/4
3.プログラム書き込み
約0.7秒毎に約0.2秒だけLED-1、LED-2、LED-3の順番でONさせる簡単なものです。
プログラムは消費電流を抑えるためにRC発振で進ませます。1000pFと10KΩで約96KHzとなります。
RC発振は電源電圧により発振周波数は変動し、電源電圧が低下してくると発振周波数が上昇しますが、LEDの点滅動作は非常にゆっくりした動きですから問題になりません。
prcd.zip ←これを解凍し、HEXファイルをPIC12F629に書き込んでおいて下さい。
ASMファイルは改変時に利用して下さい。
プログラムする環境がなければ、デバイスを送付していただければ、書き込んで返送いたします。
その旨をフォームメールにお送り下さい。
4.電池ボックスとLEDの配線確認
LEDとスイッチ付き電池ボックスの配線方法を下図に示します。
これらは基板用ネジ付端子台で行ないます。
結線時は全て極性に注意して下さい。
必要に応じてLEDのリード線を切り揃える必要があります。この場合、極性が判るようにマジック等でマーキングしておきましょう。
LEDはネジで固定後、反対側を向くように曲げることになりますが、 プライスカードの穴の位置・間隔を確認しながらの作業となります。 |
この段階でICソケットに、プログラムを書き込んだ マイクロコントローラー:PIC12F629-I/Pを差し込んでおきましょう。 |
5.プライスカードの貼り付け
素敵なプライスカードを作成し、必要に応じてパウチ加工します。
プライスカードには直径5〜6ミリ程度の3個の穴をあけましょう。
私はファイリングするときに使う「2穴パンチ」を使って穴をあけました。
プライスカードと回路基板の間は、数箇所に厚みのあるスポンジや発泡スチロールと両面テープを利用して張り合わせます。
プライスカード自体は軽いので、しっかり張り合わせる必要はないでしょう。
LEDはできるだけ前面に出すといいです。
これらは以下の写真でご確認下さい。
LEDの極性に気を付けること。
基板の一部に厚みのある両面テープなどを貼る。
プライスカードを軽く貼り合わせる。
動作確認
電池ボックスに電池をセットし、スイッチをONすると、上から順に約0.7秒毎に順次、フラッシングします。
小さなプライスカードでもLEDが点滅すると、かなり目立つと思います。
スイッチの切り忘れがあっても長い期間フラッシングします。
たたし、経費削減のため営業時間外は、スイッチをOFFすることを奨めます。
直射日光が当たる場所では目立たない場合があります。
最後に...
小さくても目立つプライスカードですが、自然に注文数が増加する保障はしませんのでご了承願います。
お客さまがプライスカードに注目していたら、去る前に声を掛け、後は営業トーク次第です。
別回路...
マイクロコントローラーを使った回路にして製作を容易にしましたが、マイクロコントローラーを使わない回路でも実験・動作確認をしています。
(当初はこちらの回路で進めましたが部品数が多いため中断した)
下図の回路はC-MOSロジックIC:4584を1個で済ませることができます。
C-MOSロジックIC:4584は2V〜15Vと広範囲な電源電圧で動作可能ですので使い勝手はマイクロコントローラーより優れています。
消費電流は紹介した回路と同等又はそれ以下になり、電池の持ちも良好です。
申し訳ございませんが回路の説明は省かせていただきます。