マーカーランプ付きLEDタイマーライト...page.3/3
製作手順
1.回路基板の製作
2.電池ホルダーとプッシュスイッチの配線
3.ケース組み込み
の順でご紹介いたします。
1.回路基板の製作
【重要】
※1.絵解き図は全て部品実装面から描画しています。
※2.裸線によるジャンパーは4ヶ所あります。切り落としたパーツの切れ端を利用します。
※3.水銀スイッチ(チルトスイッチ)の傾きに注意です(写真を参照)。
※4.ビニルコードによるジャンパー配線は3本あります。
※5.取り付け方向のあるパーツに注意して下さい。
※6.電解コンデンサの10μFと100μFを取り違えないように注意!
パーツ配置のイラスト
ハンダ面のイラスト(パーツ取り付け面から描画)
オンマウスで画像が替わるよ!
IC | C-MOSロジックIC:4093 | R5 | 1MΩ | |
D1,D2 | 1N4148 | R6 | 10KΩ | |
TR1,TR2 | 2SA1015 | R9 | 3.3KΩ | |
LED1 | 好みの色(高輝度LED) | R10,11,12,13,14 | 560Ω | |
LED2,3,4 | 高輝度白色LED | C1,2,4 | 100μF | |
LED5,6 | 好みの色(高輝度LED) | C3 | 10μF | |
R1 | 240Ω | SW1 | プッシュスイッチ(モーメンタリー) | |
R2 | 680KΩ | SW2 | 水銀スイッチ(その他チルトスイッチ) | |
R3,7,8 | 4.7KΩ | BATT | 6V(単三電池4本) | |
R4 | 330KΩ |
上図絵解き図中のa-a間、b-b間、c-c間をジャンパー配線して下さい。 |
水銀スイッチ(チルトスイッチ)は、通常でOFFになるようにしておく。 いつでも調整できるようにリード線を長めにしておくといいです。 |
2.電池ホルダーとプッシュスイッチの配線
単三型乾電池4本用(6V)の電池ホルダーとプッシュスイッチを配線します。
電池ホルダーのプラス側を回路基板の+6Vに、マイナス側をGNDに接続します。
プッシュスイッチを配線する場合は、2箇所のSWに接続します。
私は水銀スイッチによる動作のみとしたのでプッシュスイッチは配線しませんでした。
電池をセットする前にロジックIC:4093を向きに注意して取り付けておきます。
電池をセットする前にロジックIC:4093をセットしておく。
3.ケースに組み込み
誰でも使えるようにケースに組み込んで仕上げましょう。
私は100円ショップで見つけたフタの取り外しが容易なタッパウェアを使いました。
ビスの頭でテーブルにキズを付けないように皿ビスを用いたり、ゴム足を取り付けるなどして気を配って下さい。
LED光拡散キャップは、マーカーLED以外の5個に装着してみました。
電池ボックスは両面テープ、回路基板はビス・ナット類で固定しましたが、貴方が選んだケースによって異なるかもしれません。
再度、平常時に水銀スイッチ(チルトスイッチ)がOFFになるか確認しておきましょう。 水銀スイッチ(チルトスイッチ)が常時ONはメインLEDが点灯したままになってしまいます。 |
動作確認
電池をセットすると、しばらくしてマーカーLEDが点滅を開始します。点滅間隔は約2秒です。
本機を傾けたり揺すったり(またはプッシュスイッチを押下)するとメインLEDが40秒〜60秒間点灯し、その後に装飾LEDが約20秒間点灯します。
また、メインLED点灯時はマーカーLEDが消灯していることも確認して下さい。
メインLEDが暗いと感じてきたら電池の交換時期です。
真っ暗な寝室でちょっとした照明に重宝します。
最後に...
このような動作をマイクロコントローラーで行なわせた場合を考えてみて下さい。
これまで記述したことが全て無意味になるほど簡単に済ませることができ、デバイスによってトランジスタも省くことができるでしょう。
しかし、ホビーとしての電子工作ならば動作を回路図で追えるほうが楽しく、回路定数を変更することでコンデンサや抵抗の役割、トランジスタの動作がより理解できると思います。