デジタルアラームクロック...page.4/10
1.7セグメント表示基板の製作
ここではPARALIGHT:C-551UBのブルー7セグメントLEDを用いることを前提に紹介致します。 その他の7セグメントLEDを用いる場合はカソードコモンタイプであって、 データーシート等でA〜Gのセグメント端子を確認してから取り掛かって下さい。 |
回路図で7セグメントLEDの配線はA〜Gの各セグメントを4桁全て共通にしているのが判るでしょう。
多くの配線をすることになります。
時間制限はないでしょうから、確認しながら丁寧に作業を進めて下さい。
まず、ここで再度、ブルー7セグメントLED:PARALIGHT:C-551UBのリード端子を確認しておきましょう。
C-551UBではCOM端子が2つ有りますが、導通があり、どちらを使っても構いません。
(1)基板のカット
当7セグメント表示基板にはユニバーサル基板:ICB-97を使います。
まず、ICB-97を適度な大きさに裁断します。用いるアルミケースの幅と高さに注意しましょう。
裁断の際はカッターを表裏両方から切れこみを入れて手で折ります。
怪我には充分注意して下さい。
※コントラストを高くするため色を変えて描画しています。
(2)小穴を2個あける
下図の絵解き図の箇所に3.2mmの小穴をあけます。
この小穴はケースに取り付ける時に用います。
視野を確保するために7セグメントLEDからは離して穴の位置を決めましょう。
実施する前にアルミケースの加工のページを参照しておいて下さい。
(3)パーツを配置
下図の絵解き図の箇所にパーツを配置します。
全てのパーツに向きがあるので注意しましょう。
また、3個のLEDの高さは7セグメントLEDと合わせるようにします。
部品取付け面から見た様子
(3)パーツを固定
7セグメントLEDが固定されるように数箇所のピンをハンダします。
PM表示LEDとコロン表示LEDのカソード極同士を接続します。
部品取付け面から見た様子
私は7セグメントLEDのCOM端子だけをハンダして固定しました。
(4)リード線による配線
下の絵解き図のように1本1本丁寧に配線して下さい。
各7セグメントLEDのCOM端子(4本)、セグメントA〜Gの端子(7本)、その他のLEDの端子(4本)には予め長めに15cm程のコードを接続しておきます。
このコードはコントロール基板に連結しますが、連結の時に適度な長さに切断することとします。
以下に後のためにリード線に記号を記しておきます。
部品取付け面から見た様子
絵解き図から、セグメント間のジャンパーは、全てぼほ同じ長さであることが気付くでしょう?
このため、ジャンパーの長さを揃えて予め被覆を剥いて用意しておくと作業がスムーズです。
成功のコツは1本1本丁寧に予備ハンダ(ハンダメッキ)を施すことです。
私はセグメント間のジャンパーは全て部品取付け面で行ないました。
後でコントロール基板に接続する配線は全てハンダ面から取り出しました。
ここまでの作業です。
ここまでの配線が完了して、回路が読める方は、電源6V〜9Vと470Ω〜1KΩ程度の抵抗を使って、全てのセグメントが点灯するか?又は、ショートして同時に点灯してしまうセグメントは無いか?を確認するといいでしょう。
正直いいますと、回路をよく読んでダイオードを理解し、点灯テストを実施してもらいたいです。
尚、点灯テスト時は必ず470Ω〜1KΩ程度の抵抗を接続して下さい。このブリーダ抵抗が無いと大きな電流が流れてLEDは昇天してしまいます。