デジタルアラームクロック...page.6/10


3.ケース加工(アクリル板の加工)

ここではタカチ:MB-5というアルミケースを用いました。
内部は余裕があって作りやすく、仕上がりも丁度よい大きさです。
穴あけ加工する箇所は以下の通りです。

(1)7セグメント表示基板用の四角の穴・・・フロントパネルに1個
(2)7セグメント表示基板を固定する小穴(Φ3.2mm程度)・・・フロントパネルに2箇所
(3)プッシュスイッチを取り付ける穴・・・フロントパネルに3個分、リアパネルに2個分
(4)クロック本体基板を固定する小穴(Φ3.2mm程度)・・・シャーシ底に4箇所
(5)DCジャックを取り付ける穴・・・リアパネルに1個
(6)ブザーの音を通す適度の穴・・・リアパネルに1個

アルミケースの穴あけミスは絶対に許されません。現物を良く確認して加工しましょう。

7セグメント表示基板用の四角の穴は7セグメントLEDと比較して大きな穴を空けるようにします。
これは視野を確保するためです(上方向、左右の方向からも見やすいようにする)。
PM表示LEDも見やすいよう考えて下さい。
当然ながら、7セグメント表示基板を固定する小穴の部分は確保する必要があるのは言うまでもありません。

アクリル板はアルミケースにあける四角の穴よりも若干大きめにカットします。
また、7セグメント表示基板にあけた2個の小穴の位置に合わせてアクリル板にも小穴をあけます。
これは、7セグメント表示基板とアクリル板を同時に固定するためです。

ホロホロブザーは音の出る穴だけを空けて、ブザー本体はシャーシ内で両面テープで固定することします。

以下の写真は私の穴あけ作業の様子です。参考にみてみて下さい。

作業中は怪我をしないように絶対に軍手をすること!!





ケース:MB-5には表面にキズ防止のビニルが施してあるので
納得いくまでレイアウトを考えて穴をあけるべき箇所を明確にする。
各スイッチがどんな機能なのかpage.10/10で確認しておくといいでしょう。





私は全てが3.2mmの穴から始めました。
穴あけの工具は夜中に実施するのであればハンドドリルがお勧めです。
スピコン付きのドリルも大変便利です。





大きな丸い穴はリーマで少しづつ現物と合わせながら広げる。
後にバリを取るので現物とはスレスレでよい。





四角い穴はハンドニブラで内側2mmほど残して切断していく。
いきなり寸法を出そうとすると切り口が波打つので注意。
怪我をしないように絶対に軍手をすること!!





平ヤスリで寸法を合わせる。急ぐとパネルが波打つのでゆっくり丁寧に...
私は82mm×32mmの四角い穴としました。





フロントパネルの穴あけ加工後の様子。





全ての穴あけが完了。
リアパネルは2個のプッシュスイッチ、DCジャック、ブザーの小穴をあける。




アクリル板はアクリルカッターで切断。





アクリル板の加工が終了した様子。


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