水位報知器(お風呂ブザー)...page.3/5
製作手順
ここでは以下の手順で製作することと致します。
1.回路基板の製作
2.ケース加工
3.周辺の配線
回路基板の製作
回路を見てもらうと、IC:74HC14の隣りのピンとの間にダイオードや抵抗などが多く接続されているのが判るかと思います。
(例えば2pin-3pin間にダイオード、3pin-4pin間に抵抗など)
従って、基板上は混雑することが予想できましょう。
ICのピンとピンの間は2.54ミリしかなく、抵抗やダイオードは寝かせて実装するより下の写真のように立てて実装します。
回路基板の絵解図
下図に部品実装面から見た絵解図を2つ載せます。よく見て間違わないように配線して下さい。
抵抗とフィルムコンデンサ以外の部品は全て極性があるので取り付け方向に注意して下さい。
また、電解コンデンサは大きさがほぼ同じで間違い易いので注意して下さい。
間違いは失敗となります。
上の絵解図で部品の実装、下の絵解図でハンダ面を参照して下さい。いずれの図も部品実装面です。
また、下の絵解図でJPとJPの間をジャンパー(ビニル線で接続する)して下さい。
ダイオードの向き、コンデンサの差し違いに十分注意!
最初にICソケット(7pinと14pin)と、ICソケットのすぐ横にある100μFをハンダすると、ICソケットが固定され、作業し易くなります。
下の絵解図において赤い記号は以後配線を行なう箇所です。
工作のヒント
今回の回路基板は初心者にとってみると、作業が細かくて、基板のハンダ面のランド同士がハンダでショート(ブリッジ)してしまうことがありましょう。
(下図で、本来ならばaの様に仕上げるはずが、bの様にハンダでブリッジしてしまう)
このようになってしまうと、ハンダゴテだけでは修復は困難で、時間を掛け過ぎるとランドが剥がれてしまいます。
ソルダースポイト等あると便利ですが、cのようにブリッジしてしまった一方にハンダゴテでハンダを溶かし、ブリッジしてしまった部分を楊枝で擦ると初心者でも容易に修復できます。
いろいろな角度から見た回路基板