MP3プレーヤー...page.12/12
●ファームウェア
2006.05.20更新
当ページのMP3プレーヤーを作られた多くの方より、「フォルダーで分類したものを聴きたい」との要望があり、サブディレクトリに対応するように致しました。
これにより、アーティスト又はジャンルでフォルダーで分けて聴くことが出来るようになりますので、より使いやすくなることと思います。
以前のファームウェアも音量調整に改善を施し、掲げますので用途に応じてPIC18F252に書き込んで下さい。
(改善内容:音量を下げて電源を切っても、電源を入れた時はある程度の音量に上げて動作するようにした)
尚、PIC18F252に書き込む際は、
・下表のコンフィグビットに合わせること。
・実装したMPEGデコーダーIC(VS1001又はVS1011)に合わせたHEXファイルにすること。
に注意して書き込んで下さい。
PIC18F252にプログラムを書き込むことが出来ない方はご連絡下さい。 |
●PIC18F252のコンフィグビット
コンフィグ1 0x0600 発振モード等の設定 コンフィグ2 0x0e0e ウォッチドッグタイマ、低電圧リセット等の設定 コンフィグ3 0x0000 各種機能の設定 コンフィグ4 0x0080 各種機能の設定 コンフィグ5 0xc00f Non-Protect コンフィグ6 0xe00f Non-Protect コンフィグ7 0x400f Non-Protect
コンフィグビットの詳細はPIC18F252のデータシートを参照して下さい。
●ファームウェア
VS1001使用時 VS1011使用時 CCS-C(PCH) Ver.2 オリジナル ver2_vs1001.HEX ver2_vs1011.HEX Cファイル ポーズ機能無効 ver2_vs1001_nonpose.HEX ver2_vs1011_nonpose.HEX Ver.3 オリジナル ver3_vs1001.HEX ver3_vs1011.HEX Cファイル ポーズ機能無効 ver3_vs1001_nonpose.HEX ver3_vs1011_nonpose.HEX
据え置きタイプでも、ポータブルタイプでもファームウェアは共通です。
●ファームウェアの仕様
・Ver.2・・・の仕様
上図、SDカードのルートに入れたMP3ファイルのみループ再生します。
MP3以外のファイルがあっても構いません。
MP3ファイル数は計算上254個までとなります。有り得ないですが...
フォルダーに入っているMP3ファイルは再生しません。
電源OFF時はボリューム値と聴いていた曲の番号を記憶します。
BGMなどで使う方や、パソコンが苦手でサブティレクトリやフォルダーの概念が判らない方に最適といえます。
さらにポーズ機能を無効にすることで電源ボタンを長押しせずに電源のOFFが行なえるので機械が苦手な方に最適です。
・Ver.3・・・の仕様
上図、SDカードのルートにあるMP3ファイル、フォルダーに入ったMP3ファイルを再生します。
MP3以外のファイルがあっても構いません。
フォルダーは31個まで管理され、32個以上は無視されます。フォルダーの中のフォルダーは無視されます。
MP3ファイルが入っていないフォルダーも1つのフォルダーとして計算します。
ルート又は、1当たりのフォルダーに入るMP3ファイル数は計算上254個までとなります。有り得ないですが...
ルートにMP3ファイルが無い場合でも、どれかのフォルダーにMP3ファイルがあれば検索して再生します。
フォルダーが無くてもルートにMP3ファイルがあれば再生しますのでVer2と同じことになります。
ルートにあるMP3ファイル又は、1つのフォルダーに入ったMP3ファイルをループ再生します。
ルート又はフォルダーをまたがって再生はしません。
ルートまたはフォルダーの移動はFFキー、REWキーの長押しで行ないます。
フォルダーの移動をした場合、移動したフォルダーにMP3ファイルが無い時は次ぎのフォルダーを検索します。
電源OFF時はボリューム値と聴いていたルート又はフォルダーと曲の番号を記憶します。
1枚のSDカードにフォルダーを作って音楽のジャンル別やアーティスト別等で分類して聴きたい方に最適です。