ポータブルMP3プレーヤー...page.8/8
6.動作確認
MP3ファイルが入ったSDカードを用意して下さい。512Mのメディアまで動作確認しております。
SDカード内の構成は以下を参照して下さい。
SDカードはFAT16のみサポートしています。
ルートにあるMP3ファイル、ルート直下のフォルダー内のMP3ファイルが再生対象です。
MP3以外のファイルは再生しません。
フォルダー内のフォルダーは無視されます。
ルート、又は1つのフォルダーのMP3ファイルは255個までです。
ルート直下のフォルダーは31個までです。
MP3ファイル以外のファイルがあっても構いません。
MP3ファイルのビットレートは128kまでとして下さい。
また、アルバム情報によりエラーとなる場合があるので、エラーで再生できない場合はアルバム情報を全て削除して下さい。
エラーが頻発する場合はSDカードをフォーマットしてみて下さい。
ルートにあるMP3ファイルをループ再生又は、1つのフォルダーの中をループ再生します。
ルートからフォルダー、フォルダーから別のフォルダーには自動に移りません。
SDカードの用意ができたら、製作したMP3プレーヤーに電池をセットし、その上にSDカードボードを装着します。
SDカードボードと回路基板のコネクタがずれていないか確認して下さい。そしてフタをします。
お気に入りの高音質なヘッドホンを差し込んで、下表のスイッチ操作など正常であるか確認して下さい。
SW1 POWER
- 電源が切れている状態で押下すると電源が入る。
- 再生途中で押下すると一時停止となり、もう一度押下すると再生再開。
- 長押し(1秒以上)すると電源が切れる。
SW2 REW
- 押下すると前の曲へ戻る。
- 長押し(1秒以上)すると前のフォルダーに移動。
SW3 FF
- 押下すると次の曲へスキップ。
- 長押し(1秒以上)すると次のフォルダーに移動。
SW4 VOL-DOWN
- 音量が下がる。
SW5 VOL-UP
- 音量が上がる。
その他の機能
- 電源OFF時は再生していたフォルダーと曲、及び音量レベルを覚える。
- 聴こえないほど音量を下げて電源をOFF/ONするとある程度の音量レベルに上げる。
- FFキーを押下しながら電源を入れるとEEPROMクリア(再生していたフォルダーと再生していた曲)。
- カードがセットされていないと自動にシャットダウン。
- カードに一つもMP3ファイルがないと自動にシャットダウン。
- カード読み込みエラーは自動にシャットダウン。
- 電源電圧が2.2v以下では電源ON時と曲間で警告音。
- 電源電圧が2.1v以下で自動にシャットダウン。再生していたフォルダーと曲、及び音量レベルは記憶する。
最後に...
意外に簡単に自作MP3プレーヤーが作れるでしょう?
プリント基板さえ失敗しなければ短時間で仕上がってしまいますから、時間をかけて丁寧に作りましょう。
自分で作ったMP3プレーヤーで音楽を楽しみましょう。ヘッドホンも高音質なものを使ってみましょう。
電源ON時に「ピチッ」とポップ音が出ますがご了承下さい。
PIC18F252-I/SPにプログラムを書き込むことが困難な場合は、デバイスを送付して頂ければ、書き込んで返信致しますのでご連絡下さい。