高周波増幅付トランジスタ検波ラジオ...page.4/8
1.バーアンテナのリード線処理
ここで使うバーアンテナ:PA-63Rはリード線が4本ありますが、実際は2本しか使いません。使わないあとの2本はプラプラさせておくと他の回路に接触してラジオとして機能しないか、回路が不安定となり発振現象が現れます。必ずこの処理を行なって下さい。
PA-63Rは下のイラストの様子で、使うリード線は黄色(Y)と、黒(B)で一番細いリード線です。
使わないリード線は緑(G)と、白(W)で少し太くなっています。使わないリード線は短くして、他の回路に接触しないように処理致します。
しかし、ただ切断してはなりません。使わないG、Wのリード線は末端でハンダによって接続されているためです。このために、ただ切断してしまうとバーアンテナとして全く機能しなくなります。
下の写真のように使わないG又は、Wのリード線の根元から5〜10ミリ程度の部分にハンダコテで熱してハンダを流し込みます。
最初の頃はハンダが馴染みませんが、暫くするとリード線の被覆が溶け出して、ハンダが馴染むようになります。
ハンダを多めに使うのがコツです。溶けたハンダが下に「ポトッ」と落ちることがあるので下に新聞紙を置くなどして机を焦がしたり、足に落して火傷をしないように注意して下さい。下の写真はハンダが馴染んできて、銀色に光っているのがわかります。
ハンダによって接続された部分を残して切断します。(下の写真を参照)
使用しない、もう一方のリード線も同様に処理します。(下の写真を参照)
互いのリード線が接触しないように軽く曲げておきます。(下の写真を参照)
使うリード線は黄色(Y)と、黒(B)は非常に細いので引っ張ったりして切らないように充分注意して下さい。
また、黄色(Y)と、黒(B)は短くする必要はありません。長いまま使います。