2石トランジスタラジオ...page.6/6
4.プラスチックケースの着色と組込み
プラスチックの着色には大阪化成品の樹脂着色用染料SDNを使ってみました。
透明なプラスチックケースを着色すると、透明ブルーとか透明ピンクなど好きな色に染めることができます。
染めても色が付いた透明なのでラジオの中身が見えてカッコよくて楽しいよ。
私はネズミ色とイエローで迷いましたがイエローに決めました。
SDNの使い方は大阪化成品の樹脂着色用染料SDN使用方法で詳しく掲げていますので、ここでは省かせて頂きます。
当然、SDNの容器にも使い方が書かれていますので心配しなくて大丈夫です。
イエローに染まったぁ〜!
組込みして完成へ!
ポリバリコンに延長シャフトを取付けてからツマミを装着します。
組み付け後にポリバリコンの軸が硬くなる場合は、ポリバリコンを固定するビスが内部の羽根に当たっていることが原因です。
この場合はケースとポリバリコンの間に平ワッシャやスプリングワッシャを挟んでから固定します。
黄色い2石トランジスタラジオの完成です。
5.動作確認
ラジオの感度はバーアンテナの方向で変化するので感度か良くなるようにラジオの向きを変えて下さい。
イヤホンを挿してスピーカーからイヤホンに切り替わることを確認して下さい。
口径57mmのスピーカーで完成させましたが大きな音量は望めません。
ちゃんとボックスに入れた口径の大きな(例えば口径77mmなど)外部スピーカーをイヤホンジャックから接続すると充分な音量で楽しめます。
このため、最初から木製でボックスを組んで大きいスピーカーを使って作ったほうがよかったかも知れません(金属製ケースは避けて下さい)。
バーアンテナコイル:SL55GT又はBA-200をスズメッキ線で固定しないで接着剤またはホットボンドで固定すれば感度も音量も良好です!!!
スピーカーでは電波の強い放送局しか聞けませんが、イヤホンなら弱い電波の放送局も聞えて音量も充分です。
ひとり静かにイヤホンで深夜放送を楽しんで下さい。
6.その他
プラスチックケースに着色できると、電子工作をより楽しくすることがわかりました。
やってみると簡単なので、プラケースの着色にチャレンジしてみて下さい。