2石トランジスタラジオ...page.5/6
3.プラスチックケースの穴あけと配線
回路基板やスピーカー、電池など全てのパーツを用意したケースにレイアウトしてみましょう。
部品リスト通りプラスチックケース:秋月電子SK-16(TAKACHIのPB-2)を用いた場合は下の写真のようになると思います。
なぜならば、このレイアウトを想定して回路基板の大きさを決めたからです。
プラケースの加工は簡単なので詳しくは書きませんが、ゆっくり丁寧に進めて下さい。
さらに後で着色するため、できるだけキズを付けないようにしましょう。
参考に仮止めした様子の写真を掲げます。
クリアランスは充分確保できます。
電池を抑えるL型金具は曲げておきます。
バリコンとスイッチ付きボリュームの様子
イヤホンジャックの様子
スピーカーの様子
スピーカーの爪の様子
仮組み込みの裏面
まだ完成じゃないよ
プラスチックケースの着色作業があるので全て取り外しておきます。
お気付きかと思いますが、全てのパーツは配線を済ませた後でも加工後のプラケースに組込みができるでしょう?
このため、プラケースの穴あけ加工をし、パーツレイアウトを参考に配線を済ませて、プラケースを着色してから組み込んで完成させる。という作業順序にしました。
着色して穴あけ加工したほうがいいのではないか?と思われるかも知れませんが、プラスチックの着色は表面だけ行なわれるので綺麗な仕上がりになりません。
また、プラスチック着色後に配線作業をすると、誤ってハンダのコテ先でケースを傷付けて着色が取れると落胆します!嫌でしょ?こんなの。
下図の絵解き図を参考に配線して下さい。電池スナップとスピーカー以外の配線は長くならないようにしましょう。
この状態でラジオとして機能するので電池をセットすればラジオ放送が楽しめます。
プラケースを着色せずに無色透明な完成にしたい場合は組み込んで完成です。
しかし、無色透明なプラケースで完成させると如何にも電子工作しました。って感じになります。
好きな色に着色すると楽しいよ。