ステレオアンプ...page.8/9
6.シャーシの穴あけ加工
プリアンプ基板と、パワーアンプ基板の2枚をシャーシにレイアウトしてビス穴6個をあけます。
(プリアンプ基板で4つの穴、パワーアンプ基板で2つの穴)
レイアウトする際はフロント、リアパネルも取り付けて邪魔にならないか確認して決めましょう。
下図を参考にビス、ナット、ワッシャ類、スペーサーを用意して取り付けます。
パワーアンプ基板はアルミ平角材を一時外して、15mmのビスを用いてアルミ平角材も含めて固定します。
ケース底には各基板を固定するビス穴6個しかあけませんが、極力正確に寸法を測って加工しませんと、特にプリアンプ基板の4隅の穴に合わない場合があるので、時間をかけて慎重に作業を進めて下さい。
コツは、ケース底の穴は少し大きめな(φ3.4mm)穴をあけることです。そうすると遊びができて基板に無理させることなくビスを締めることができます。
7.パネルと基板の配線
パネルのパーツと基板間の絵解き配線図を下図に示します。
必ず回路図と一緒に確認しながら配線して下さい。
配線箇所はたくさんあります。リード線の先端は必ず「ハンダメッキ処理」を実施して製品としての信頼性を高めて下さい。
「ハンダメッキ処理」については「水位報知器(お風呂ブザー)」のpage.4/5を参照して下さい。
1. 絵解き図の中で、太い配線で描いているリード線には、若干太めのリード線を用いるようにして下さい。 2. プリアンプ基板のEとL、パワーアンプ基板のB,F,Gの箇所には2本のリード線を接続します。
パワーアンプ基板のB-F間はなるべく短く配線して下さい。3. 当アンプのアースラインの這い廻しは、DCアダプターで使うことを前提としています。
RCAピンジャックに絶縁のものを使っていないためアースにループが形成されていますが、DCアダプターで使う上ではノイズは全く気になりません。